Switch版の表現規制が話題のゲーム『Dispatch』、地域別に無修正版を発売できない理由は「法律上説明できない」と開発元が語る
無修正のパッケージ版を発売する予定もない
スーパーヒーロー職場コメディゲーム『Dispatch』は、初代SwitchおよびSwitch 2版で表現規制が実施されていることが話題となったが、開発元のAdHoc Studioは新たに、CD PROJEKT REDの『サイバーパンク2077』のように特定の地域で無修正版を発売できない理由については、「法律上説明できない」と明かした。
AdHocは先日、Switch版『Dispatch』の開発について語る中で『サイバーパンク2077』を例に挙げ、当初は『Dispatch』も同様に「無修正の大人向けコンテンツ」を収録できると想定していたと語っていた。ところが「移植プロセスの中で、それが当てはまらないことがわかった」のだという。
「そこが重要な点です」とAdHocは続けた。「任天堂はコンテンツの指針を設けています。このゲームはそれに沿っていなかったため、任天堂のプラットフォームで発売できるように変更を加えました。それが今回の経緯です。正直なところ、私たちはほかのプラットフォームでは完全な無修正版をリリースしていますから、こうした経緯があったのは明らかだろうと思っていました」
AdHocはこれは明白だとしつつも、無修正の『サイバーパンク2077』が多くの国で発売されたのに対し、『Dispatch』ではそうした措置を取らなかった理由については説明していない。実際、多くの海外ファンが日本の厳しい審査基準を非難しており、日本向けにのみ修正版を発売するという『サイバーパンク2077』と同様の措置を取ってほしいとの声を上げている。
そして今回、AdHocはこの点についても語ったが、状況を詳細に説明することは禁じられていると回答するに留まった。
「AdHocは、地域別に異なるバージョンを発売できなかった理由について、法律上詳しく説明することはできません」と同スタジオはGoNintendoに対して語っている。また、無修正のパッケージ版を発売する可能性はなく、パッケージ版の発売予定もないと明かした。
先週、Switch版『Dispatch』では表現規制が実施されていることが判明した。裸のシーンや中指を立てるなどの侮辱するシーンには大きな黒塗りで表現が隠される。PC版や海外のPS5版ではこの「表現の検閲」設定が任意のオプションとして実装されているが、Switch版ではデフォルトで有効になっており、有効/無効の切り替えができない。
なおAdHocは、変更に関する免責事項をもっと目に付くように記しておくべきだったと謝罪しており、ファンには怒る権利があるとも述べていた。